ファンシーとか嫌いだけど、これはほしいー。
かわいい。
1957年、サンフランシスコのおもちゃ輸入会社R.デイキン&カンパニーの創設者、リチャード・デイキンさんは木製の電車のおもちゃの製造を日本のおもちゃ工場に依頼しました。
ところが、日本から届いた電車のサンプルの箱を開けてみると、そこには電車と一緒に別珍で作られた可愛い動物達が入っていました。
花をくわえたキリン、おすまし顔のウシ、ベレー帽をかぶったタコなど、色とりどりの布地で作られた動物達は、日本の工場の職人達が別珍の端切れに電車を彫るときに出たおがくずをを詰め、電車が輸送中に破損しないようにと作ったパッキンだったのです。
デイキン氏が日本の工場にこれは何というものか?と問い合わせたところ、担当者は”自分達で想像して作ったペットなのでドリームペットと呼んでいます。”との答えでした。
デイキン氏は即座に電車を作るのを止めるよう工場に頼み、その代わりにドリームペット達をもっと作ってくれるよう頼んだのです。
そしてアメリカで電車の代わりに発売された夢のペット達”Dream Pets”は発売されるやいなや大きなブームをもたらしたのでした。
1960、70年代に発売されたドリームペッツは2000種を超えたと言われています。
そして4,50年経った現在でも、アメリカのみならず日本でもドリームペッツファン達には根強い人気を誇っています。